未完成品として倉庫に眠っていた貴重なプロダクトを収集し組み立てた”LescaVintageCollection”
1950～70年代のリアルフレンチヴィンテージのデッドストックコレクション

デッドストックである為1点ものも多く、同じ物を入手することが出来ない希少性の高さがこのコレクションの特徴。

ただ古い商品を出荷しているのではなくレスカのオリジナル・フレンチヴィンテージ・ストックは

ジュラ地方の工具で当時のヨーロッパ独自の道具や機械、伝統技術を用いて職人の手で一本一本丁寧にパーツを組み上げられています。

私が所有しております、ヴィンテージ8mmブラックの中からお一つセレクトいたします。どれも同じものはなく、それぞれ個性があります。どれも甲乙つけられないコレクションです。今回は諦めがつく金額でお一つお譲りいたします。

2020年頃に国内正規店で購入いたしました。最初手に取って見たところ、なにこれで新品未使用？と思ったほど表面は少キズだらけでしたが、これはキズではなく、職人さんの磨きだったのです。面白いことにほぼ左右対称のものはありません。悪くいえば、雑になるのかもしれませんが、50s～70sのメガネはこのような完全バンドメイドの商品で何かぬくもりのようなものを感じます。本体、テンプルもハンドプレスで抜いて、それを職人さんが回転グラインダーで研いて磨きで仕上げられているので、部位ごとに粗さが違います。最初あれ？だったのですが、手作りの手間のかかったそれは、愛しさを感じさせる逸品です。素材もいまのものとは違います。ザイル生地で油分含有量が多いためしっとりしています。約６０年も寝かせていた生地で耐久性もあると思います。現行品のような、ピカピカ光沢表面ではありません。少々、波打ち均し面です。レンズはクリスタルガラスです。当時の物か、当時の設備でガラスをカットしているため端に欠けがあるところがあります。蝶盤も当時の部品で味のある経年変化が見られます。現在、レスカから久しく入荷がありません。メガネ屋さんの話では、次回入荷は未定だそうです。私個人的な見解ですが、ヴィンテージレスカはロレックス同様、魅惑のヒストリーがあります。所有する悦びを与える逸品です。何故売るか？シンプルにお金が必要になり手放すことになりました。お金に余裕がある方へ