つい先日、
私用と資料目的で購入したスケルトンのシャツ出す↑

無理言ってお譲りイタだいた前オーナー様にわ申し訳ないですがサイズ合わず残念。

トビっキリ素晴らしい作品デス


サイズ：M/S肩45cm袖60cm丈71cm身幅55cm
状態：目立った傷や汚れなし（アルチザン系の服の作風や素材の性質をご理解ください）
素材：リネン
色：水色


彼の輝かしい経歴の仔細は他に譲るとして、


イザベラ・ステファネリの作品の様：ため息が出る存在感

非常に繊細な生地感
ガーゼのようですがリネンとの事
生地だけでわない卓越したデザインの才能と技術を感じる色彩や立体的なパターン。
この型のシャツには珍しいポケット付き。

「この色、ナンて言えばイイっ！」（←優しい声の小峠）

カソック（神父の服）を彷彿させる13個の多ボタン。
このボタンこそスケルトンの名刺がわりなのですが、
同時にビンテージ生地が過ごした長い時間を、
現在＝モードに引き戻す不思議な魔力をもってiLLように感じマス↑


使ってる生地の貴重さや作業工程の複雑さを考えると価格が安すぎるのでわないか？
と思わせる力量もさることながら、
服なのに人に着させるつもりがないのかな？
と云ふ服に対する作品性・芸術性を追求し高めた結果、
初めからmuseum（＝古くわ美の神殿の意）への収蔵と展示を目的（約束）として作ってる気がするのわチンきろうだけかしらん。


イザベラさんやスケルトンの服を見てから、
他の名だたる有名ブランドの服を見ると、
荒々しい印象の工業製品に見えてくるから不思議デス。

人わこんなに繊細に優しい服を作れるし、
服は、こんなに脆く繊細なのかと。


LeylandKirbyこと「TheCaretaker」と懇意だったイギリスの現代思想家：マーク・フィッシャーの著作に、
『我が人生の幽霊たちうつ病、憑在論、失われた未来』と云ふ本がありマス。
スケルトンの服を眺めてますと、
帯にある「過ぎ去った者たちの残滓から現れる幽霊という希望」
と云ふものがフと見える気がしマス。

凡ゆるモノが過渡期を迎えたファッション界で、
彼もまた「過ぎ去った幽霊という希望」を相手にしてるのかしらん。


ジョン・アレキサンダー・スケルトン、
「物質と記憶」と云ふ「肉体の精神」を扱う最高峰のブランドだと思いマス↑

John Alexander Skelton リネンシャツジャケット - www.sorbillomenu.com

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